加齢臭の原因と仕組み


加齢臭の原因や仕組み(メカニズム)を理解する

このページでは加齢臭の原因とその仕組み(メカニズム)についてご紹介します。
「面倒な事は抜きにして加齢臭の対策だけ教えてほしい。」といった意見も聞こえてきそうですが、加齢臭の原因や仕組みをご説明しないままに「脂っこい食べ物を食べ過ぎないで」とか「野菜を食べよう」と書いても説得力がありません。また、読者の皆さんも加齢臭の仕組みや原因を理解した上で対策に取り組まれた方が熱心に取り組めると思うのです。
"敵を知り己をしらば百戦危うからず"と孫子も書いています。加齢臭(敵)をよく知り、理解することで、日々の暮らしのなかに隠れている加齢臭の原因が見えてきます。そうなれば、自分の何を改善すればにおいを軽減できるのかも自然と分かってくると思うのです。
文字ばかりで少し面倒かもしれませんが加齢臭克服のためにも当ページを最後まで読んでいただけたら幸いです。

皮膚の表面には毛穴という小さな穴が無数に存在しています。この毛穴の奥に皮脂腺があり、そこから皮脂を分泌しています。皮脂は汗と程よく混ざり合い皮脂膜を形成、皮膚や毛髪の表面を薄く覆う事で、水分が失われるのを防ぎ、外からの刺激からも守ってくれています。肌の弱酸性を保ち雑菌が増えすぎないようにする働きもあります。皮脂は私達にとって無くてなならない存在なのです。

しかし、40歳前後を境にこの皮脂の中に若者には殆ど存在しない物質が含まれるようになります。それが、不飽和脂肪酸の一種「9-ヘキサデセン酸」。そして時を同じくして増え始めるのが過酸化脂質。この2つが結びつき、酸化・分解されて出来る物質が不飽和アルデヒドの「ノネナール」です。
このノネナールの臭いこそ、皆さんを悩ませている加齢臭なのです。
余談ですが、加齢臭対策について調べてみると、加齢臭の原因物質を「パルミトレイン酸」と説明しているサイトを多数見かけます。9-ヘキサデセン酸とパルミトレイン酸。どちらが本当の情報なのか迷ってしまう方も多いと思いますが、どちらも正解です。9-ヘキサデセン酸とパルミトレイン酸、呼び名は違いますが、同じ物質を指した名称です。9-ヘキサデセン酸(IUPAC命名法による系統的名称)パルミトレイン酸(慣用名)ということになります。

40歳を過ぎたころ皮脂に含まれるようになる9-ヘキサデセン酸、そして若い頃に比べて増えてくる過酸化脂質。
加齢臭対策の要はこの2つの原因物質の分泌をいかにして減らしていくかに尽きます。この2つの物質を減らす事で加齢臭は軽減されるのです。
もちろん、最近は専用の石鹸やシャンプー、サプリメントなど加齢臭対策グッズも数多く製品化されています。それらを有効に活用して臭いを抑えるのも悪い事ではありません。当サイトではそれらのグッズも各々ページを設けご紹介しています。
しかし、基本は生活習慣の改善に置くべきです。どんなに対策グッズが優れた力を持っていても、普段の生活が乱れていてはせっかくの力も半減してしまいます。加齢臭対策は、まずは生活習慣の改善。それで効果が見込めないようなら、加えて対策グッズを活用する。といった流れが最善ではないでしょうか。

※加齢臭の原因である9-ヘキサデセン酸とパルミトレイン酸について。
上述した通り、この二つの名称は同じ脂肪酸を指します。なぜ二つの呼び名があるのかというと、9-ヘキサデセン酸はIUPAC命名法(アイユーパックめいめいほう)による系統的名称であり、パルミトレイン酸は慣用名(一般的な呼ばれ方)です。因みに、IUPACとは、国際純正・応用化学連合(International Union of Pure and Applied Chemistry)の略称で、各国の化学者を代表する国内組織の連合である国際科学会議の参加組織のことをいいます。

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